より強く美しくなって新登場

おはようございます。

よく広告や商品のパッケージに「おいしくなって新登場」ってメッセージありますよね。

メーカーが自分で言うなんてホント?って思っていますが、私がそのメッセージをそのまま使いたい気持ちです(笑)

話しをベゴニアの栽培に戻します。

この花の画像を見てください。


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花弁が非常にきめ細やかで繊細です。

自分で言うのもなんですが、美しくて感動してしまいました。

植物の組織が固くなるケイ酸を使用してみました。

植物の組織が固くなると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

  1. 表皮組織の強化
  2. 細胞壁直下をゲル化した状態を保って余分な蒸散を防ぐ効果
  3. 虫が産卵しにくい

つまり、細胞壁内に水分がしっかり留まり、過剰な蒸散を防いでくれるので、対暑性、対寒性に期待が持てるわけです。

また、虫は組織の柔らかい(窒素過多)のを好むので、結果として虫が増えにくい環境になるようです。

基本、夏の猛暑はベゴニアは苦手です。

本来の夏日では生育適温を外れるため、花が小さくなるのが、この植物の性なのですが、画像の通り、いつも以上のパフォーマンスを発揮してくれているようです。全てがケイ酸のおかげ、ということはありませんが、大事な要素の一つになっていると思います。

 

自分で水やりをしながら、「あー奇麗だなぁ」と自分で感動してしまいました。

うちの花はますます良くなります。

さらに「より強く美しくなって新登場」を目指したいところです。

商品を常時在庫有りに

おはようございます。

 

今まではネット販売をするにあたって出荷する直前に在庫をあげてました。

「あ、そろそろ開花したから在庫あげとこうかな」みたいな感じです。

しかしですよ。

毎日20~70人程お客さまがサイトに来るわけです。

何かしらお客さまは理由があってサイトに来ます。

  • 何か珍しい品種はあるかな?
  • 水やりはどうすればいいのかな?
  • お世話になったあの人に花を贈ろうかな?

「買いたい」の期待に応えるには

この場合は、買う側としたら「今、買えないならいいや」と購入の選択肢から外されてしまいます。

これではもったいない。

では具体的な解決策立てるとしたら

試しに常時栽培している品種は常に在庫をあげている状態にしました

これによってお客さま側から見ても、買いやすさが高まり、私も販売の機会損失を減らせのでは?と仮説を立てました。

都合が合わなければ、お客さまに連絡すればいいんですね。

 

では現在の農場の開花の様子です。


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上からボリアス、バルコス、コスモノア、ビーノスピンク、ベルセバが現在育っています。

ボリアス、コスモノアは6月初日頃から八分咲きで出荷がいけそうです。

 

バルコス、ビーノスピンク、ベルセバは6月中旬頃からですね。

いつもの5月なら気温が日中30℃越えの真夏日になるのですが、最近は20℃から27℃くらいなので、湿度は高いですが、育てやすい環境です。

では楽しみにしていてください。

10日間保証の真の役割

 

おはようございます。

今年の母の日が終えて、ネット通販で165箱程出荷しました。

毎年1~3件程、「花が落ちている」「植物に元気がない」など電話をいただくことがあります。  

今年は0件かな。と安心していましたら、昨日です。

お客さま「箱から開けた時から片側が萎れたのよね」

というご意見。

当然私も、箱に植物を入れる時に状態チェックをしていて、少しでも、病気や萎れがあった場合は、絶対(あまり使いたくない言葉ですが)に選ばないようには特に神経を使っています。

ここで大事なのは、口論ではなく、一旦事実を認めて現実として最善は何かを考えることです。代品でお客さまが納得するならば、代品をためらわずに改めてお届けします。

植物も生き物、お客さまも生き物、私しも生き物であるわけで、そこに「絶対」というのはないですよね。これはもちろん猜疑心からではなくて。

生き物である以上、届いてから、その前に箱の中で具合が悪くなることもあるわけです。

ですから、「絶対」がないからこそ、私は商品に保証を付けています。

生き物の不完全さを仕組みでカバーするためです。

私が代品を送りますと言ったら「悪いんねぇ、ありがとうね」と返答されました。

 


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その後、お互い地元の雑談話をしました。

私は顧客に対する姿勢は、トラブルになっても人間である以上はある程度は歩みよれるという前提で相対します。(完全には無理だとしても)

その事象が起きた時の、その捉え方と、現実の中でお互いの最善は何か?を追及することだと思っています。

 

そして、さらに大事なことは、このようなトラブルが起きた時に遠慮なく、素直に言える関係性を作っていくことです。

 

 

 

 

母の日終えて検証をしておく(市場編)

おはようございます。

母の日が終わったら、売りっぱなしにはせず、今回の母の日を検証しよう

今年の母の日はいかがだったでしょうか?

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私は農家として供給する側なので、母の日が終わったら問題点や方向性を見出し、来年に繋げていきたいと思います。

新型コロナウイルスの影響により、市場の注文が激減したり、キャンセルが発生しました。これも含めて検証します

私の場合は販路は大きく分けると2つの販路になります。市場出荷、ネット通販での直販です。

市場においては注文が入りやすい価格とその再生産価格として成り立つか、そのちょうど良い妥協点を見つけることが重要です。

 

どんなに素晴らしい商品でも値段を高く供給すれば、扱える花屋さんが減ってしまうので、注文量が減ってセリにまわってしまう可能性ですが増えるわけです。

 

逆に安く供給しすぎれば、価格破壊を起こし、他の生産者をも安売り競争に引き込んでしまいます。いったん値段を下げると、商品が同じである限り簡単には引き上げられなくなります。また致命的なのは値段は絶対的なものですので、価格が安くなりすぎると、花自体の価値が下がってしまうので、ここは安易に下げればいいという考えは非常に危険だということです。

 

例えるならあなたが回転寿司を食べにいったことを想像してみてください。

回転している商品を食べる人って観察しているとあまりいませんね。(回転寿司の注文率はどのくらいなのでしょうか?)

 

食べたい商品はタッチパネルで注文しませんか?例え一皿200円だとしても、食べたければさほど値段を気にせず注文しませんか?

ですが注文したいの商品が一皿1000円になったらどうですか?注文するのをためらいませんか?そして仮に注文の皿が1000円だとして、回っている皿が100円だったら、ほとんどの方が100円の皿に手を伸ばすのでないでしょうか?もちろん客質や予算によるのは承知しています。

 

注文皿は1000円

回転している皿は100円

これを市場に当てはめると、受給バランスの構造がとてもよく見えます。

その中で生産者は1000円の皿か、500円の皿か100円の皿を狙うのかをしっかり見定める必要があると思うのです。

 

やり方としては送られた注文FAXを見て、この市場には1000円皿、この市場には500円ン皿、この市場は100円皿と供給量を仮説でよいので数字設定し、現場でその数量を生産し、2021年の母の日、その仮説が正しいか、注文率で計算する。セリにまわるということは、必ずとは言えませんが、市場と商品、価格、タイミングに何かしらの乖離があるため希望する単価が出ない場合はあります。

ここから先は人それぞれ、解が違うので、それぞれで導き出すところです。

 

 

平時とは異なる状況下の発送

おはようございます。

 

さて今回の母の日を振り返りますと、コロナ禍状況の中では特に流通面には神経を使いました。ヤマトも夜7時までの時短営業となり、ゆうパックも当日集荷がなくなり、前日予約制となりました。

また配達員さんと、お客さまの対面は避けること配慮。

あらゆる状況が平時とな異なりました。

私の計画として発送の段取りは、ヤマトに持ち込みをメインとして、5月の1週目は市場がピークとなるタイミングで、ゆうパックを使い集荷に来ていただいて、それ以外をヤマトの集荷センターに持ち込み状況に応じて2社を使い分けました。

物販は流通が肝となりますので、ヤマト、ゆうパックどちらでも運べるように柔軟性を持つことを学習しました。

この軽トラでヤマトセンターを往復しました。我が家の一番の働き者です。
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以下誰トク情報になります(笑)

軽トラに普通に荷物を積むと助手席を含め21箱1度に運べます。

しかし、画像のようにリアのガードの部分に傾斜をつけることで、1度に助手席を含め23箱運べてしまうのですね。ちなみに、うちのお祖父さんがやり方を教えてくれました。やはり畑仕事で多用しているだけありますね。

 

母の日輸送は、その1箱を運べるか否かで1回の輸送になるか、ピストン輸送になるか明暗を分けます。ヤマトまで片道15分。

1回で行ければ40分強の時間を節約できます!

母の日出荷は5分でも惜しい状況が続きますので、時短はとても大事です。

納期が決まっている以上、遅刻は厳禁ですから。

 

今まではゆうパックで集荷に来ていただいたので、このように軽トラをフル積載することは、想定していませんでした。

 

コロナ禍の影響の中だからこそ、常に自分の仕事は工夫改善できる部分を発見できました。

 

今後、天変地異などの自然の脅威とも農業は戦わなければなりませんので、流通に関して柔軟性と情報収集に努めたいです。

母の日終盤戦に突入

おはようございます。


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今年の母の日は新型コロナウイルスの影響も有り、出荷を4月後半から随時出荷していきましたので、順調にハウスが空になってきました。 ただし、市場出荷分は母の日モードに入る前に出荷をしましたので、相場はひどい状況となりました。

 

相場はともかくとして、前半から中盤にかけて特にトラブルはなく出荷が続けられました。

もうそろそろ終盤戦です。

 

市場の注文を受けながら、ベゴニアライフの注文を受けています。

ここまでに商品が減ると、最後の一鉢を確保するのが難しくヒヤヒヤです。残すか引き受けるかの見極めがとても難しいのです。

どんなに普段が上手に育てられても、私がピックアップした商品がイマイチだったら、本当に台無しになってしまいます。

ですが期待に応えられた時の喜びも大きいです。

それが直販の醍醐味ですね。

後、少し1日1日を確実にやりきりたいところです。

 

 

なんとなく伝わる

おはようございます。

 

この1週間は昼間は市場にベゴニアを出荷して、夜にネット販売の受注や事務処理をする毎日が続いてます。

ベゴニアの通販をするようになってから、5年経ちましたが、だいぶお客さまの名前も覚えてきました。

もちろん、お会いしたことは、ありませんので道ですれ違っても当然どなたかわかりません。

 

しかし、ですよ。

 

納品、開花でメールのやり取りをするわけですが、そのメールのやり取りだけで、お客さまの方が、私に気を遣ってくださっているのが伝わります。これが例え短文のメールのやり取りであっても、何となく伝わるのです。

そのような時、ありません?

受け取る私も「あー有難いなぁー」と心から滲み出てくるんです。

 

ネット通販で物を買う時、相手の状況って気遣って考えますか?

 

恥ずかしながら、自分はあまり考えてなかったなぁ。というより意識さへもなかったです。

 

相手のどのような立場なのかで考えられる。またその状況を慮れるって素敵なことですよね。

 

私はネット通販で売る側になって、始めて、そのような「人の心」を学びました。

 

よし!今日も出荷やるでー!


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妻が仕事中にテレビと本棚を配置を変えてくれました。バットマンのポーズも変えたようです。