それぞれの最善から最適を導く

おはようございます。

2月となりましたが、ハウス内の気温が23℃超えましたので、昨日は温室のサイドのカーテンを開けました。

さて、弊社は満開手前、8分咲きを選べて購入ができるように仕組みを作りました。

これはお客さまに植物の生理を理解していただき、納得した上で購入していただきたいと考えてます。

 

ベゴニアの場合、6分くらいでご家庭で育てると蕾が開花してきません。これは自分でテストしました。草姿も大きくならず固まったままです。そのまま大きくならず枯れてしまいます。これはお花がお客さま希望の開花通りに届いても価値があることでしょうか?

ニーズに応えることが必ずしも真の価値なのかは、別問題かもしれません。

 

ですから、最低でも8分咲きまで、農場で成長させたいのです。お客さまから、いくら固めの花が欲しいとご要望がありましても、お断り致します。(豚肉を生で食べたいと言われたら、断りますよね!)

 

私共のポリシーとしては、売って終わりではなく、お客さまにお花が届いてからが本当の商売、お客さまにいかにフォローできるか?を問いとしております。

私たちは発送すれば手元にそのお花はありませんが、届いたお客さまと植物の関係性はそこからスタートするわけです。

 

そのためにはお客さまにとって最善は何か?植物にとって最善は何か?弊社、私としてできる最善は何か?をそれぞれ天秤にかけて、最適を提案しています。

 

創業時はまだ周りが見えず、恥ずかしい失敗やお客さまにご迷惑をかけたこともありましたが、1つ1つ失敗を素直に認め(これが結構難しい。言い訳をしそうになる弱い自分もいるわけです)学習して修正、改善し、問題を解決していきます。

 

これは創業以来変わりませんし、変えてはいけない部分だとだと思ってます。
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8分咲きのロネです。とても可愛いですね。

最低でもこのくらいは農場で育てたいです。