母の日終えて検証をしておく(市場編)

おはようございます。

母の日が終わったら、売りっぱなしにはせず、今回の母の日を検証しよう

今年の母の日はいかがだったでしょうか?

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私は農家として供給する側なので、母の日が終わったら問題点や方向性を見出し、来年に繋げていきたいと思います。

新型コロナウイルスの影響により、市場の注文が激減したり、キャンセルが発生しました。これも含めて検証します

私の場合は販路は大きく分けると2つの販路になります。市場出荷、ネット通販での直販です。

市場においては注文が入りやすい価格とその再生産価格として成り立つか、そのちょうど良い妥協点を見つけることが重要です。

 

どんなに素晴らしい商品でも値段を高く供給すれば、扱える花屋さんが減ってしまうので、注文量が減ってセリにまわってしまう可能性ですが増えるわけです。

 

逆に安く供給しすぎれば、価格破壊を起こし、他の生産者をも安売り競争に引き込んでしまいます。いったん値段を下げると、商品が同じである限り簡単には引き上げられなくなります。また致命的なのは値段は絶対的なものですので、価格が安くなりすぎると、花自体の価値が下がってしまうので、ここは安易に下げればいいという考えは非常に危険だということです。

 

例えるならあなたが回転寿司を食べにいったことを想像してみてください。

回転している商品を食べる人って観察しているとあまりいませんね。(回転寿司の注文率はどのくらいなのでしょうか?)

 

食べたい商品はタッチパネルで注文しませんか?例え一皿200円だとしても、食べたければさほど値段を気にせず注文しませんか?

ですが注文したいの商品が一皿1000円になったらどうですか?注文するのをためらいませんか?そして仮に注文の皿が1000円だとして、回っている皿が100円だったら、ほとんどの方が100円の皿に手を伸ばすのでないでしょうか?もちろん客質や予算によるのは承知しています。

 

注文皿は1000円

回転している皿は100円

これを市場に当てはめると、受給バランスの構造がとてもよく見えます。

その中で生産者は1000円の皿か、500円の皿か100円の皿を狙うのかをしっかり見定める必要があると思うのです。

 

やり方としては送られた注文FAXを見て、この市場には1000円皿、この市場には500円ン皿、この市場は100円皿と供給量を仮説でよいので数字設定し、現場でその数量を生産し、2021年の母の日、その仮説が正しいか、注文率で計算する。セリにまわるということは、必ずとは言えませんが、市場と商品、価格、タイミングに何かしらの乖離があるため希望する単価が出ない場合はあります。

ここから先は人それぞれ、解が違うので、それぞれで導き出すところです。